レッツゴーミニマリスト-Minimalist 

お元気でしたか?

今年もスタンピードという、これぞウェスタン、カウボーイ祭り、という感じの催しがカルガリーで始まっています。カルガリー市内はスタンピードへ来る人帰る人で、電車も車もごった返しています。そして例によって例のごとく、今年もスタンピードに参加する予定もなく、思いのままの夏。感謝感謝。

 

日本では福岡での自然災害があって大変そうな様子をTVで見ました。こちらカナダの西側はこの時期Wild Fireの災害が相次ぐ季節です。去年はまさにアルバータ州のフォートマックマリーという北部で大きな火事がありました。そして只今、お隣BC(ブリティッシュコロンビア州)でWild Fireが発生し、多くの人々が避難を強いられ、バンクーバーにも避難所が設置され配給などの手だてがなされています。

毎年すこーしずつですが、心地よさを求めて暮らしが整っていく我が家。その過程も楽しみであり、今はいらないものなど一つもないと思うぐらい、すべて必要でかつ愛着がある物達。そうやって作り上げた家が災害で燃え尽きたしまった方の失望感は、そりゃあ命があってよかったじゃない、という言い方もできるかもしれませんが、想像できないほど悲しみだろうかと思います。

 

RV(Recreational Vehicleの略 )とこちらでは呼びますが、日本でいうキャンピングカーを持っているカナディアンは多いから、避難するにもRV一つでなんのその、ということがあるのも事実でしょう。さすが難民とは水準がちがうよなあ、と思ったり。

 

ダーリンは半分本気で、定年後は(または定年まじかは)今の住まいを売ってRVを買い、あちこち旅をしながら過ごしたいのだそう。まったくノマディックな性分でついていけないわーと思っていますが、それだけものを持たないということがまず私にできるかなあ、と考えさせられます。

 

 

ただ、年を取って老人ホームにいやおうなしに住むことになった方たちとて、決まったスペースに収めるために、かなり限定して所有物を持ってきたはず。それを思ったら、どこかの地点で人間持ち物を最低限にしていく時期が必ずあるのかもしれない、ですね。

 

ちょっと関連して、ミニマリストという言葉、私勘違いしておりました。ものをなるべく持たないようにと、新たな買い物をしたら、古いものをなるべく捨てていく、というのがいいことと思い、まだまだ着れる服を捨ててしまったり、使えそうなものを人に譲って新たに購入したりしてました。しかし、ミニマリストとは、一度買ったものは、とことんケアして最後まで使う、または再利用の手段を考えて新たに生かすことだったんだ、と最近わかり、いままでの自分のものに対する浅はかな態度と行動を反省。

 

と言いながら、日本へ行く時にはあれもこれも買ってこなくてはと、リストは増えているばかり。まだまだ修行が足りません。カルガリーはいいなあと、今日もスタジオの帰り道思ったものですが、この田舎町に住むことになったのも、何かを気づくための深い意味があるに違いない。いつもの散歩道を行きながら~。ビデオです。

良い一週間を!

Shizuko