こんにちは。もう11月に入りますね。1週間お元気でしたか。
病院での研修が1週間終わり、残りあともう一週間です。
ヘルスケアの分野というのは、当たり前に思っているいつもの生活や行動を改めてありがたいと気づくいい分野だな、と感じています。
私が学んでいるユニットは主に肺に関する手術を受けた患者さんがいるユニットで、多くの患者さんが喫煙者で病気にかかっていますけど、空気が吸えない、咳払いができない、という患者さんを見ていると、呼吸が普通にできる、咳もできるというのはありがたいことなんだなと思ったり、さらに何気なく普通に生活している一つ一つの動作が、一生続けられるというのはなんて幸せか、など。
話は変わりますけれど、この週末ダーリンと一緒にNetflexでマイケル・ムアーのWhere to Invade Next という映画を見ていました。ムアーらしい皮肉った題名で、いろいろな国のいいところ、アメリカにない驚く常識などを見せてくれます。見ましたか? フランスの小学校の給食、Sloveniaという小さな国の大学の無料制度(国外の生徒も)、フィンランドの教育、イタリア、ドイツの労働者の基本的人権、さらにはポルトガルやノルウェイの驚くべき刑務所の考え方など、ことごとくアメリカと比べ者にならない様を見せてくれます。
ヨーロッパでは有給休暇の長いこと、ファクトリー労働者でも守られている基本的人権と休暇制度、さらには結婚したら10日(だっけな?)の有給があるなど、生活を楽しむということがフォーカスされていますが、カナダも、アメリカに比べたらまだまだバランスのとれた生活をする人が多いと思います。どの職種でもとは限らないけれど、普通のカナディアンはいかに休暇を有効に過ごすか、いかに老後を楽しむか、をみんな優先している気がします。
今実習を行っている病院ですが、本来責任者としてオーガナイズするはずだった人が、実習直前に代わって別の人を紹介されました。後からわかったのですが、もともとの人はバケーション中とのこと。 8月の末には決まっていたスケジュールだったのですが、ま、内容が実習生教育というのもあってプライオリティーは低かったこともあるんでしょうけどね。
どのポジションも、それからどの職場でもというわけでなはいだろうと繰り返し思うのですけれど、ことに週末と祭日はアクティブな人が多いです。それと、気候が寒いから、特に冬場はジムに行って体を鍛えるというのはかなり生活の一部のようです。もうちょっと文化的、芸術的な遊びができるような環境だとよりいいのになあーと、ひそかにいつも思うのですけれど。
どうぞ、それぞれの秋を十分楽しんでいますように。
Shizuko
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