ずーっと通り雨が必ず降る日々が続いて、ついに8月の終わりまでそんな感じの夏となりました。空気感としてはもう秋を感じます。今年の冬の到来は早いかな。日本の皆様、NYの友人、暑いですか?
さて、ボランティアとして参加させてもらっている施設のお出かけ同行も、今月を最後にしばらくお預け予定です。今年の夏は私の方がよくお世話になりました。今週はドンキーを見に行くというミニツアーに同行。何よりも私が楽しみにしていました。
夏場はピクニックが多いリクリエーションですが、大体の行先というのが、施設で働いている方が自宅を提供してくれたり、施設でお世話になっているという方のご家族の方が協力して招いてくれたり、という具合ですべてはみんなで助け合ってという感じが多いのも素晴らしいこと。 それにしても、見事なカントリーライフを楽しんでいる方たちが多くてひそかにいつも感激しています。広い敷地、アンティークの楽しみ、徐々に家や庭を完成していく誇らしさ、というのは都会を離れて住む理由の一つでしょう。これまで訪れた家はみんな、生活の向上と楽しみを存分に見せてくれていました。
このドンキーツアーを提供してれた方のおうちも、それはそれは広くてうっとりです。農場をやっているわけではないのに、6匹のロバを余裕でかえる丘の上の家という感じ。私を交え8人が多きな輪になって座っても、輪がつながらない程の広いテラスです。 普段は車が庭の芝に入ることはないでしょうが、この日は車いすの方もいるため親切に庭までバスを誘導してくれました。 まずはテラスにてドンキーたちについて話してくれました。彼女はイギリスから移住してきていますが、ドンキーたちも一緒にイギリスから来たのだそう。 とてもデリケートな動物でいつもと違う環境、物体などがあるとストレスが溜まってしまうのだそう。でもとてもなつっこい性格のドンキーもいて、すりすり寄ってきて挙句には人間のももの上に腰を下ろそうとするのもあると。
衛生面での配慮もあり、まずは施設で用意してくれたサンドイッチやフルーツ、クッキーとお茶などを楽しみ、その後ドンキーたちをあっちの方から連れてきてくれました。 若い娘さんも手伝って、餌をおとりにぞろぞろと6匹のドンキーすべて登場。そばで見ると目なんかほんとにぬいぐるみのようにかわいい。このお嬢さんは生まれたときにはドンキーがいて、当たり前のようにドンキーと育ったんでしょうね。 大きい一匹の元気な犬と3匹の猫もかっていて、みんな集合。動物たちも違和感なく一緒に住んでいました。
動物のエンターテイメントは楽しいですね。施設の皆さんもとても楽しんでいました。そしてこんな風に喜びをシェアしてくれた施設で働く、ドンキーのオーナーも素敵です。ほんの1,2時間だけれど、自宅を提供してくれるボランティア精神の方々のおかげで成り立つ楽しいピクニックツアー、繰り返し言うようですがすばらしい。それからリクリエーションセラピストは、いかにみんなを退屈させず、なるべくいろいろなアクティビティーで一日一日を有意義に過せるかと、スケジュールを考え実行しています。 わりとPT(理学療法)がリクリエーションより重視されがちなのは、ご家族の要望、政府の方針、セラピストの対応の違い、などで見てきましたけれど、いわゆる「エクササイズ」のクラスに参加しているときより、より自然で笑顔がこぼれるリクリエーションというのは、心身の栄養としては本当は一番なのかもしれないなあ、と、太陽と風の心地よい野外に出るたびに思います。
だから余計、私のボランティアクラスに毎週来てくださる方々には感謝です。私のために(情けで)来てくれてるような、そんな気さえしますから。
すでに学校の講師からのメールで新学期の予習宿題が掲示されました。ありがたい学生生活でしょうが、ちょっと気が重い新学期はすぐそこに。
皆さま、また付き合ってくださいね。
ではまたすぐに。
Shizuko
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かずこ (Monday, 29 August 2016 20:03)
ドンキーー!
かわいいですね。。
そんな素敵ひとときや空間を分かち合える飼い主さんも素晴らしいです。
しずこさんのクラスなら毎日でもみんな行きたいですよ。
Shizuko (Tuesday, 30 August 2016 10:59)
かずこ様♡
暖かいコメントをありがとうございます。ドンキーには私の力ではなかなか会う機会を作ることはできませんが、自然の中の動物ならば、その時の出会う確率運はありますがご案内できるかと思います。その時を楽しみに。