Mt. Hoot

ただいま帰りました。お元気ですか?

10日間のアメリカオレゴン州への往復ドライブは、アイダホ州とワシントン州を通過したり泊まったりして、カナダとはまた違うその景色を楽しんできました。日を追って紹介するより、順番はめちゃくちゃだけれど、心に残ることをピックしてシェアさせてくださいね。

 

まずはこの写真。オレゴン州のフット山です。一つだけそびえていて雪もかぶっているところがちょっぴり富士山に似ています。

この日はもうカナダに向かっている時で、次の日のアイダホ州の州都Boiseへ向かって、Prinevilleという街で一晩休む予定でした。この辺りは果実やワイン、木の実など、「買わずに摘みに行く」という昔中学生の頃あこがれていた生活ができるような、気候に恵まれて美しいところでした。

 

行きも帰りもそこら中に実っているブラックベリーを見て、誰も摘まないのが本当にもったいないと思いながら、意地汚くも惜しそうに眺めていましたよ。

 

が、ついに、あるベストスポットで車を止めたとき、この日のデザートにとせっせとベリーを摘むことに成功したのでした。

実は今回はキャンプではないものの、毎回買って食べるというのは大変だろうから、ちゃちゃっとどこでも作れるようにとガスコンロや鍋、インスタントの食材をほんの少し持ってきていました。旅も中盤を過ぎて未だにそのチャンスがなかったのですが、6日目にしてやっと計画が実行。

 

山の近くでテーブルを探すために車を止めると、ファーストネーション系の家族連れが何やらせっせと摘んだり口に入れたりしています。聞いてみると、なんと摘んでいるのはHackleberry。ハコベリーという発音に近いこのイチゴを生で見るのは初めてでした。持ってきていた入れ物に私もちょっぴり集めることに。私たちとは比べ物にならないぐらい、あちらは本気で、でも楽しく摘んでいましたけれど。

ちなみに、上の写真がハコベリーです。似たような植物はよく見ますけど、食べれないものもきっとあるはずです。なにの、旅行後なんとなく家の近くのトレイルで、もしやハコベリーがあったのかも、とつい探してる私・・・。

結局ピクニックテーブルがまったく見つからず、テントを張ってキャンプしている人々がいっぱいいる森の中、少々風の強い中でしたが場所を選び料理支度。それにしても、こういうキャンプ場ばかりを目にすると、カナダのキャンプ場がいかにオーガナイズされて快適か、とよく言われているのが解る気がします。私だったららちょっと怖いと思う、超自然の中の、はっきり言って薄暗くて蚊も多いだろうと思われる湖(池に近く見えた)がある中ばかり。犬ずれが多いですね。番犬役だろうけど、この時は3匹ウロウロっと私たちのほうにどこからか来る犬たちのほうが怖かった。明らかにテリトリーを守るために寄ってきている感じでしっぽ振ってはいなかった気がします。

 

比較的健康的かと思われる、ほぼ生のうどんを使っているコリアン製のカップヌードルはダーリン用。本当はチンして食べるやっぱりコリアン製の雑穀米とインスタントの味噌汁の元を混ぜておじや風にしたのは私用。まったくヘルシーなランチを取れました。そしてデザートに摘みたてのイチゴたち。ちょっとした達成感。やっと少だけキャンプをする人々の楽しみがわかったような気がする。

 

森を出ようと長い道を逆戻り。そこで栗の木を発見。栗の木なんて、ダーリンは見たことないんですから。ほほほ、日本にも、モロッコみたいなフルーツや木の実が豊富な国に劣らずなかなかいろいろありますわね。

つづく。

 

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